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  2. 川邉サチコさん&美木ちがやさん母娘対談VOL05

マジカルサーモ・リバーシブルフードコート

年齢を重ねることは、自分をもっと知ること。自分をもっと愛せること。
大人の女性だからこそ育まれる魅力があるとDoCLASSEは考えます。
常に好奇心をもって輝き続ける女性にインタビューするこの連載、
最終回の5回目は川邉サチコさん&美木ちがやさん母娘に、
おしゃれと生き方について1問1答でお答えいただきました。

Q1.絶対選ばないと決めているアイテムはありますか?

川邉さん:以前はあったけれど最近なくなりました。制服を思い起こさせるようでネイビーが苦手だったけれど、年齢を重ねたことで黒にはないネイビー特有の柔らかさに助けられるようになりました。

美木さん:ありません。

Q2.最も自分らしく過ごせる色やデザインはありますか?

川邉さん:色で言えば、暖色は今の私のメンタルと肌に合っていますね。アイテムではシャツ。元気になれるし、着るだけでいい緊張感が生まれ、姿勢も美しくなります。

美木さん:私は色では白、黒、紺をまとっているとしっくり落ち着きます。デザインではデコルテが美しく開いたもの。。

Q3.最も多いコーディネイトパターンはどんな組み合わせですか?

川邉さん:小柄なので、上半身をあまり大きくしないバランスを心がけています。秋冬ならミニスカートにハイブーツというスタイルが気分を上げてくれます。

美木さん:自転車で移動することが多く、また大型犬を飼っているため、実用的ですが足さばきのよいパンツなどが多いですね。冬は私の場合ミニスカート+タイツで。

Q4.長年着ている、またはリピート買いしているアイテムはありますか?

川邉さん:長年愛用しているのはツイードのノーカラージャケット。アームなどをお直ししながら、長年愛用しています。

美木さん:リピート買いしているのは同じものではないけれどヴィンテージのブラウス。常にクローゼットに数着もっています。またパンツは自分にピッタリ似合うシンプルなパンツと出会ったらたいていリピート買いします。

Q5.今までファッションで褒められて嬉しかったのはどんな場面ですか?

川邉さん:ベーシックな装いのときに、センスのいい若い女性に“格好いいですね”と褒められると嬉しいですね。

美木さん:私は大胆な色を思い切ってまとっているときに褒められると、気分がさらに高揚します。“元気そうな方”と言われるのが一番ですね。

Q6.今まで大失敗したファッションはありますか?

川邉さん:ありません。服というのは着こなし次第でいかようにも魅力を引き出せるものだと思っています。

美木さん:私はむしろ失敗だらけですが、挑戦している証拠だと思って、恐れることなく楽しんでいます。

Q7.ファッションでは誰の目を一番意識しますか?

川邉さん:あまり意識することはありませんが、敢えて挙げるなら娘のちがやさん。

美木さん:自分自身に問うことが多いかもしれません。

Q8.毎日のコーディネートでは何から先に決めますか?

川邉さん:行く場所と仕事の目的によって決めますが、最初にヘアを決めることが多いでしょうか。でも最後に靴を履いて全身鏡に映してバランスがしっくりこなければ全部やり直します。

美木さん:私もやはり行く先に応じて選びますが、私の場合は靴が最初です。訪れる先の天候や状態に合った靴選びを考えます。

Q9.ファッションのショッピングはいつだれと行いますか?

川邉さん:娘のちがやさんと。彼女は一番私のことをわかってくれているし、頼れるスタイリストです。娘の“いいんじゃないかしら”が聞けたら安心して購入できます。

美木さん:私はひとりで買い物をすることが多いです。大抵は事前にじっくりチェックした後、決め打ちしたアイテムを現地で最終確認してジャッジする、という感じです。

Q10.今シーズン買い足したいアイテムはありますか?

川邉さん:ワンピースをプラスしたいですね。風を切るような動きのあるものもいいし、タイトなシルエットのものも気になります。

美木さん:私もワンピース。白いワンピースを探しています。それから上質な素材のTシャツ。

Q11.最近自分にとってチャレンジだったことはなんですか?

川邉さん:長らくコロナ禍だったこともあり、チャレンジと感じるようなことは最近あまりありませんね。冒険に出掛けたいですね。

美木さん:私は毎日がチャレンジです。こんなふうに取材を受けることもそのひとつだし、日常の様々なことに、常にドキドキしています。

Q12.では、いつかチャレンジしたいことはありますか?

川邉さん:たくさんありすぎて絞りきれません。中国の絵を描くことや習字を習うことも志半ば。いつか達成したいと思っています。いずれにしてもクリエイティブなチャレンジを続けたいですね。

美木さん:内緒です。実はもうすぐ、叶いそうなことがあります。

Q13.ご自分を花に例えると?

川邉さん:考えたこともありません。自然に生まれた美しい存在、畏れ多いです。

美木さん:「ちがや」という名前は雑草に由来していますが、根の強さはまさに私自身を表していると思います。

Q14.あなたにとって若さとは?

川邉さん:エネルギー。

美木さん:諦めない心。パッション。

Q15.最近素敵だと思った人は? またそれはどんな瞬間でしたか?

川邉さん:残念ながら、最近そういった出会いが少ないですね。私たちの世代の人たちはみんな強烈な個性を持っていたけれど、最近の方はみんな少し控えますぎるように感じます。

美木さん:私は人の素敵なところを見つけるのが特技であり仕事の一部だと思っています。だから会う人会う人に可愛らしいところや魅力的なところを感じます。もっとその魅力に気づいて愛してあげて、と伝えたくなります。

Q16.お互いの魅力的だと思うところは?

川邉さん:面白くて飽きません。

美木さん:母と私は正反対だから、全てが新鮮で魅力的。

(左:川邉サチコさん  右:美木ちがやさん)

ともにトータルビューティークリエイターとして、おふたりでトータルビューティサロン「KAWABELAB」を主宰。
公式サイト:https://www.sachikokawabe.com/
公式Instagram:@kawabelab

川邉サチコ
1938年東京生まれ。パリのメイクアップスクールで学び、ヨーロッパのオートクチュールコレクションでヘア・メイクを担当。現在は娘の美木ちがやさんとヘアメイク、ファッションのトータルビューティサロンKAWABELABを主催。
Instagram:@sachiko_kawabe

美木ちがや
トータルビューティデザイナー
1963年生まれ。ヘアメイク・ファッションスタイリングを提案。ジュエリー、ファッション、コスメなどの商品開発の他フォトグラファーなどマルチに活躍。
Instagram:@chigaya_miki

Photo TOMOKO MEGURO

      

Text YURICO YOSHINO

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