これからやりたい100のこと 体験レポート#02

Facebookが流行り始めてから普段の料理をアップしていたのですが、「作り方を教えて」と言っていただけることが増えて、レシピ投稿サイトを活用するようになりました。

それが転じて料理教室を開くことになったのは、56歳のとき。料理好きというわけではなかったのですが、学生時代に学んだ経験が生きました。コロナ禍に実施したオンラインレッスンでその良さを感じていたときに、見るようになったのがYouTube。

「やってみたいけど、大変そう……」と、新しいことになかなか挑戦できなくなってきていた自分にとって、「DoCLASSEのこれ100」のYouTuberデビュープランは絶好の機会でした。「書きためていたレシピの配信など、新しいサービスが始められるかも」と思って応募しました。

YouTubeチャンネルは料理教室の名前で開設しました。「教室の看板を掲げた以上、生徒のみなさんのためにもいいものをつくって続けていきたい」という想いで、制作中は撮影から編集、投稿時のメッセージ作成までプロの仕事をじっくり観察。「カメラはスマホやタブレットで代用できそうだな」など、今後自分たちでも続けていく方法を探すことができました。

何かを始めるときは、できない言い訳ではなく「どうすればできるか」を考えたいですよね。鮮やかなピンクのカットソーと白いジャケットもYouTuberデビューを支えてくれました。

DoCLASSEの店員さんと一緒に「料理ができるように動きやすく、人前に立てるフォーマル感もあるもの」と選んだもので、今の自分にとても似合う、背筋を伸ばしてくれる服だったと思います。

1本目の動画「おうちで簡単 美味しいパエリアの作り方」はこの春公開されました。以来、知人が動画を見て作ったパエリアの写真を送ってくれたり、SNSで紹介してくれたりして、YouTubeの人と人をつなぐ効果を感じています。

新しい方法を取り入れるときに思い出すのが、昔通ったパソコン教室の先生の「何ができるかを知っておくだけでいい。必要になればできるようになる」という言葉。これを胸に、2本目の動画を準備中です。

こうしてやりたいことを続けていれば、私たちは自然にアップデートしていけるはず。いつか料理で世界中の方とつながりたい―。そのためにも、何事も無理をせずに楽しんでいきたいです。